豊田徹也の新作

これだけはアフタヌーンの今月の発売日が来る前に言わなければいけないんだった。
アフタヌーン豊田徹也の新作読みきりが載ってまーす。皆さーん買いましょうー!」

豊田徹也のマンガに満ちているある種の緊張感について考えていた。それはゴーグル、アンダーカレント、スライダーに共通する空気感で、アンダーカレントの言葉の意味する通り「表面には現れない感情」なんだろうけど、それはもっと言うと「怒り」なんじゃないだろうか。受け入れがたい現実に対する怒り。ゴーグルでは怒りは抑えられままだったけれど、アンダーカレントではゆるやかに時間をかけて噴出した。スライダーでは貧乏神というファンタジーに託すことで小さな爆発をした。
考察というか、まあ、そういうことを思ったってだけなんだけど、この人の次回作が楽しみです。出来たら年に一本くらい描いて下さい。

あと、この人のうすぎたいないオッサンの描写は毎度毎度素晴らしいと思いました。萌え。

最近はアフタヌーンを毎号は買っていないので、「虫と歌」の人の読みきりを読み逃してしまった。超悔しくて涙が出るっす。