文学フリマ合わせ新刊「リアクション」

★新刊のご案内★

「絶対移動中vol.11 リアクション」

まずは表紙画像です。制作はisamyuさんです。

初めての写真表紙です。絶対移動中じゃない別の本のようですよね♪
文学少女の香りのするモデルさんが作品を摂取してまた作品が生まれる様子を表現してくれています。素敵です♪


新刊のテーマは「リアクション」、「対象を文学フリマで頒布された作品に限り、二次創作でも批評でも世界観を借りた作品でもパロディでもなんでもいいので、リアクションした作品を作って欲しい」と参加者さんにお願いしました。結果、やってみますーという方と「リアクション」をテーマに普通に小説や批評を書きたいという方の二つにわかれたので、今回は第一特集と第二特集という構成にしました。


個々の作品については、また追記していきます。


★★内容紹介★★

■特集1「勝手にリアクション」Part.1

有村行人「マンデリン、または孤独のカフェ」実在の喫茶店を巡りながら掌編を連作する企画。
 リアクション元 2010年秋に屋上キングダムが出した「喫茶キングダム」掲載の短歌「バタートースト」。辻一郎氏


若葉幹人 「理想の個室」理想の個室を作ることにこだわる青年についての小説
 リアクション元 建築系同人誌 ねもは(ネモハ)発行『ねもは01』黒沢隆著『個室群住居』の書評を読んで


霜月みつか シナリオ「誰があの子を殺したの」人身事故で停止した深夜の電車の中で起こる小さな出来事。
 リアクション元 LOL発行「LOL12」掲載の「知らない血液」(平方二寸 さん)、及びLOLに対し 


志方尊志「議論好きの音楽家達―有村行人「小さな肩を震わせて」のポリフォニー
作品の多声性に注目した批評です。
 リアクション元 絶対移動中発行「絶対移動中vol.10 妄想×少女」収録「小さな肩を震わせて」(有村行人著)

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■特集2「テーマ:リアクション」


三糸ひかり「認識、解釈、反応、行動」作品に触れたときの人間に起こる一連の出来事についてのエッセイのような論考のような文章。三糸さんらしい作品です。


宵町めめ「丘の上のホテル」4ページのイラストストーリー。一人旅の途中で出会った女性は私の心を異界へと誘う。めめさんの魅力的なイラストで一瞬にして心が異界に連れ去られます!


高橋百三「あさやけの彼女」近所に住む不思議な人物を観察し続ける内に、ぼくの心には変化が起きていた。


秋山真琴「宵闇通事件」 左半身の知覚を病気で失った少女が殺人事件に巻き込まれるミステリー。

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■特集1「勝手にリアクション」Part.2


蜜蜂いづる「発光」セックスと薬物にまみれ恍惚とする俺に掛かってくる気味の悪い電話の主は一体誰なのか。約100枚の力作です。 
リアクション元 暁Working 発行『Littera』むらしっと著「aspara」


伊藤鳥子「はみだした人たちの宴」平日の昼間に花見を開催する大人たち。 
リアクション元 反社会人サークル発行「ロウドウジン2・3」を読んで

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■広告
密林社 いつもかわいいみつりんちゃんの広告をありがとうございます!

★★★★



個人的にはたいへん挑発的な企画だとドキドキしています。(三糸さんに「正気ですか?」と言われました。笑)しかーし、素敵な原稿が集まっているので、楽しみにしていただけたらな、と思います。
よろしくどうぞ♪


※リアクション元にさせて頂いたサークル様及び作品には最大限の敬意を込めてお礼申し上げます。よろしければ一冊進呈しますので、ご希望の場合は声を掛けて下さい。