続・古い本の話

昨日の日記を書いて思い出したこと。


ちょっと前に意を決して古いダンボール箱を開けてみたら倉橋由美子の本が6冊出てきた。私は大学卒業時にそのダンボール箱に封をし引越しの度にそのまま運んできた。てっきり大学の教科書やノートが入っていると思っていたのだ。確かに教科書も入っていたが、普通の本も一緒に入れてあった。

去年の6月14日の日記倉橋由美子の本はあまり持っていないと書いたように、自分でも忘れていたのだ。なんだよ持ってたんじゃんって思った。なぜ昨日の日記を書いて思い出したかと言うと、ハードカバーの「スミヤキストQの冒険」が出てきたからだ。これは大学時代に古本好きの人が誕生日プレゼントにくれた本で、捨てる訳が無いのに行方不明になっており、ずっと気になっていたのだ。出てきて良かった。嬉しかったなあ。


倉橋由美子の作品の中でも好きなのは「聖少女」「パルタイ」か、な。底辺にあるどろどろした観念の塊みたいなものが好きです。「暗い旅」を読み返したいと思っていたのだが、それは持ってなかった。残念。
一応、最近出た本をリンクしときます。

偏愛文学館??

偏愛文学館??

それにしても、新しい作家を開拓せず昔好きになった作家の本ばかり読んでいる自分に危機感を感じる。歳をとって保守的になるのは仕方ないとして、小説を書こうと思うなら新しい本も読んだ方が良かろうよ。マンガはいっぱい読んでるんだけどねえ。どうにかしよう。