低気圧のせいかだるい。雨と雷の中、陶芸教室へ行く。
最近はろくろでご飯茶碗を作る練習をしている。今日は先週ひいた器の高台を削る。削った後、器を置いたまま掃除をしていたら、先生が白泥の入ったバケツを出してきた。「?」と思ってる間に器に掛けられてしまう。なんですか?と聞くと「白泥を掛けると呉須の青が映えるから」と返答される。
先生は以前私が呉須で絵を描いた器をえらく褒めてくれて「また描くといいよ」と言っていたが、今日作ったお碗も絵付けすることに決められたらしい。驚いた。えー、まあいいか?等と考えながら先生の手元を見ていたら突然、「ボコッ」。
手を滑らせてまだ柔らかい器をバケツの中に落とす先生。底にぶつかって思いっきり円の一部が平らになってしまった器。驚く私に「これはこれでいいんだよ。ここに何の模様を描けば映えるかな」とか言ってる先生。器に乱れた模様を描く白泥…。
「は、はあ」。
曖昧に答えたが、器が凹んだ上に難解な宿題まで出されてしまったので、複雑な気分になる。
そんな気分のまま小雨の中を帰宅した。