益子の話

主に自分のために益子のことをぼちぼちメモしておく。


■自分の意思で陶器市に行くのは二回目。一回目は去年夏の清水焼大陶器市。今回は益子焼き春風陶器市である。
■何故益子焼かというと、3月末までの2年半益子焼を習っていたからである。
■益子とは、栃木県芳賀郡益子町のことである。


■陶芸教室の先生が連休で出身地である益子に帰っていたので、案内してもらえた。益子は予想以上に山の中だった。益子町の住人が皆焼き物をやっている訳ではないらしい。


■陶器市は主に窯元が出す大きなテントと、作家さん・窯元で修行中の若手さんが出す小さなテントで構成されている。勿論、普段から陶器を売っているお店もやっている。お店は普段の価格の1〜3割引である。作家さんや若手さんのテントも安いし多少は値引き交渉も出来る。屋台や地元の野菜・山菜を売っているお店もあり、そば祭りなどの企画もあってお祭り気分でも楽しめる。
■ものすごく人が多かった。20代の人も多く、まるで新宿駅だった。それでも一時よりは人が減ったそうだ。


■最初は満遍なくテントを覗いていたがこのペースでは見きれないことに気付き、主に若手さんのテントを見ることにした。それでも半分くらいしか見られなかった。勝手な感想だが、同じものを作っていても若手さんの器は生き生きしている気がする。あと安い。
■私の好みは伝統的な技法を今風にアレンジした器である。
■器を吟味していると作り手さんと話が出来るので楽しい。今回買った小鉢を作っていた人は、まだ修行中だけど陶器市の時だけは特別に焼かせてもらっていると言っていた。ガンバレ。
■結局、小鉢4、お皿1、箸置き5個買う。計3500円くらい。


■正直言ってコミティアと雰囲気は変わらないです。売っているものが同人誌か陶器かの違いしかない、ってくらい雰囲気が似ている。だから私は4日は買い手で5日は売り手だった訳です。陶芸でも売り手を目指した方が世間受けはいいのだろうか。


■白泥、白泥の掻き落しを若手作家のテントで沢山見かける。流行ってる&売れるようだ。
■お昼に食べた益子産の蕎麦がものすごく美味かった。コシアブラという山菜が美味いらしい。買って帰れば良かった。
■先生から自作の抹茶茶碗をお土産に頂いた。白くて素敵な品でうっとりする。実は今回手に入れた器の中でこれが一番高価と思われる。ごっつぁんです。