春の文学フリマ2008・イベントレポート

■今更ですが、文学フリマは楽しませてもらっている分フィードバックしたいんでちゃんと感想を書きます。
■売り上げについては以前書いた通り。新刊個人誌は中身が同じで白い表紙と黒い表紙があったのだけど白い表紙が早々に全部売れた。全部白い表紙にすれば良かったよ。
■自分は無理に買わせるのは嫌なのであまり接客しないです。お客さんをじっと見てるとなんか変な汗が出るので凝視しないようにしてます。しかし声を掛けていろいろ聞いてもらえると楽しいです。

■買った本は以下。いつも小説ばかり買っています。今回はブースに張り付いていたのであまり回れず。お気に入りサークルさんとお隣さんの本を買わせてもらった。
 
 ・鰯頭「鰯頭 vol.4」
  ここの小説は上手い!面白い!視線がクールで優しい!買って会場で速攻全部読んだ。
  大好きなんで大学を卒業しても続けて欲しい。vol1,2を買い逃しているので再販して欲しい。
 ・ICU「物語修復師−異問」河村塔王
 ・ICU「死神の死紙」河村塔王

  前回買って面白かったので今回は新刊とお勧めを購入しました。活版印刷が素敵な本。未読。
 ・Anonymous Bookstore「ひとりぼっちの月の子は」市川憂人
  新刊がミステリだったら即購入したのですがSFだと言われたので迷いつつ購入。頑張って読みます。
 ・蛇の骨「五粒の麦」
  表紙のイラスト、いったいどういう状況なんでしょうか。変で不思議な魅力がある。まだ全部読めてないけど最後の「手無し女」が面白かった。ストーリー的には起承転で終わっているのにちゃんと落ちてる不思議さ。こういう、はぐらかしてる感じが子の人達の味なのか?



■第六回も今回も買ったのは表紙がモノクロ・二色刷りの本ばかり。結局、私は表紙がカラフルなのはそれほど好きじゃないらしい。

■本の相場が下がってきてる気がします。一冊の相場が100円・200円になると本を作るのが赤字前提になるし、赤字前提だとモチベーションが下がる。少なくとも自分は下がる。ここでしか買えないという同人誌の希少性にもう少し価値を見出してもいいのでは?(だからもう少し値上げしようよ)と思う。
■毎度のことながら批評系の人の声がでかい(比喩表現ですよ)なあと思った。
■2階は相変わらずすごい人ごみ。ブースは狭くて前にも後ろにも余裕がない。来年からは広い会場に移るそうな。嬉しい反面、客層がどう変わるか心配ではある。
■共同椅子はいい感じで使えました。